リードディフューザー詰め替え(リフィル)の選び方2026:無印・ラボン・メルシーユー・ドットールヴラニエスをコスパで比較
「本体を毎回買い替えている自分」に気づいた話
香りが好きなので、リードディフューザーは常に家に何本かあります。玄関、リビング、寝室。それぞれ違う香りで、それぞれ違うブランド。
で、あるとき気づきました。
私、詰め替え買ってない。
毎回、瓶ごと新しく買い直している。ガラス瓶の空き瓶が、シンク下の収納にどんどん増えていく。「詰め替えあるのは知ってるけど、面倒くさそう」というだけで、毎月2,000〜4,000円を上乗せで払い続けていたわけです。計算したら、年間で3〜5万円くらい変わってきそうな話でした。これはさすがに、と思って詰め替え対応ブランドを本気で比較したのがこの記事の元です。
リードディフューザーの詰め替え(リフィル)は、香りの選択肢もフォーマットもだいぶ違います。無印良品のように「本体と同容量で半額」型もあれば、メルシーユーのように「480mlや960mlの大容量で長期運用」型もある。本記事では、詰め替え対応の4ブランド(無印良品・ラボン・メルシーユー・ドットールヴラニエス)を1mlあたり単価・持続日数・香りのバリエーションで比較して、あなたに合う運用パターンを絞り込みます。価格はすべて 2026-07-24時点の公式サイト表示です(値上げ・値下げの可能性があるので購入前にご確認を)。
※本記事のプロダクトはすべて「お部屋用(空間用)」の雑貨として紹介します。肌に付ける用途ではありません。
まず、なぜ詰め替えなのか
「本体を毎回買い替える」から「詰め替えで運用する」に切り替えると、変わることが3つあります。
1. 1本あたりのコストが半分〜3分の1になる
同じブランド内で比べると、詰め替えは本体の55〜70%くらいの価格が多いです。たとえば無印良品の200mlリードディフューザーの本体と詰め替えを並べると、詰め替えのほうが約1,000円安い。
年間で本体を4本買うか、詰め替え4本で済ませるかで、単純に4,000円の差になります。
2. ガラス瓶の廃棄が減る
リードディフューザーの瓶は基本的に厚手のガラスで、地域によっては可燃ゴミ・不燃ゴミの区分けが面倒。空き瓶が2〜3本溜まる現象を経験した人は多いはず。詰め替えを使えばゴミの量が減り、瓶自体を花瓶やペン立てに再利用するときの罪悪感も減ります。
3. 香りを気軽に変えられる
「本体+詰め替え」の運用に慣れると、次の詰め替えで別の香りに乗り換えるという選択肢が出てきます。ホワイトムスクで2ヶ月、次はシトラス系で2ヶ月、といった具合。同じ瓶で違う香りを楽しめるので、季節ごとに冒険しやすい。
こう並べると、詰め替えを使わない理由がだんだん見当たらなくなってきます。
詰め替え対応4ブランドの早わかり比較表
まず全体像を1枚で。細かい話はこの表の後に整理します。
| ブランド | 主なリフィル容量 | 参考価格(税込) | 1mlあたり単価 | 持続の目安 | 適した広さ | 香りバリエ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 無印良品 | 250ml(超音波用オイル/フレグランスオイルは別売) | リードディフューザー用オイル 250ml 約2,990円 | 約11.9円/ml | 1〜2ヶ月 | 6〜10畳 | 10種類前後(季節限定含む) |
| ラボン(Lavons) | 詰め替え150ml | 約1,650円 | 約11円/ml | 約2ヶ月 | 6〜8畳 | 8種類前後 |
| メルシーユー(mercyu) | 480ml / 960ml | 480ml 約3,300円 / 960ml 約6,000円 | 約6.9円/ml(480ml) / 約6.3円/ml(960ml) | 5〜6ヶ月(480ml) | 8〜15畳 | 20種類以上 |
| ドットールヴラニエス | 250mlリフィル | 約9,000円台 | 約36円/ml | 約2〜3ヶ月 | 6〜12畳 | 15種類以上 |
*価格は2026-07-24時点の公式サイト・主要ECの表示価格を参考にしています。

この表で見えてくるのは、「純粋なコスパ」と「香りの完成度」は反比例しているという話です。メルシーユーの大容量リフィルは1mlあたり6円台で、ドットールヴラニエスの4分の1以下。ただしドットールヴラニエスは、イタリアの職人ブランドで香りの完成度が別格。ここは「値段の差=香りの差」として受け入れるかどうかの判断になります。
各ブランドの詳細と、どんな人に向くか
無印良品:「クセを消したい人」の第一候補
無印良品のリードディフューザーは、リビング用のリードディフューザー本体(200ml前後)と、リフィル用のフレグランスオイル(250ml前後)が分かれています。オイルだけ買って、瓶とスティックは繰り返し使う運用が可能。強みは、香りが主張しないこと。無印の香り全般に言えるルールですが、「グリーン」「ハーバル」「ウッディ」などの系統名がそのまま素直に立ち上がる、いわば教科書通りの香り。強いブランド色がないので、家族と暮らしていて「私だけの好み」を押し付けたくない人には最適です。弱みは、リビング用フレグランスオイルの1mlあたり単価が実は結構高いこと(約11.9円/ml)。「無印だから安いはず」というイメージで買うと、480mlのメルシーユーと比べたときに割高に感じます。
こんな人におすすめ:
- 家族と暮らしていて、香りで揉めたくない
- ワンルームで玄関〜リビングまで一貫した香りにしたい
- 季節ごとに香りを変えたい(限定香りが定期的に出る)
ラボン(Lavons):「柔軟剤の延長」で選びたい人
ラボンは日本の日用品ブランドで、柔軟剤や芳香剤で名前を知っている人が多いはず。ルームフレグランス系のリードディフューザーも展開していて、150mlの詰め替えが中心。強みは、柔軟剤と系統がそろえられること。「シャイニームーン」「ラグジュアリーリラックス」など、柔軟剤で使っている香りと部屋の香りをリンクさせられる。服から立ち上がる香りと部屋の香りが同じ系統だと、生活全体の統一感が出ます。弱みは、香りがやや甘め・華やか寄りに振れていること。ウッディ系やハーバル系が欲しい人には物足りない。
こんな人におすすめ:
- ラボンの柔軟剤をすでに使っている
- 甘め・華やかな香りが好き
- ドラッグストア価格帯(1,500〜2,000円)で気軽に始めたい
メルシーユー(mercyu):「大容量で長期運用」の主力
メルシーユーは日本のインテリアフレグランスブランドで、480ml・960mlの大容量リフィルが最大の特徴。480mlで5〜6ヶ月持つので、半年に1回の補充で済みます。強みは、1mlあたり単価の安さ(480mlで約6.9円/ml)。もう1つ、香りのバリエーションが20種類以上あり、ウッディ系・シトラス系・フローラル系・ノルディック系まで幅広い。「今回はウッドラベンダー、次はフィグ&ハニー」という具合に、詰め替えのたびに冒険できる。弱みは、瓶が大きめ(480ml瓶は高さ20cm前後)なので、設置場所を選ぶこと。玄関の狭い棚には置きにくい。あとは香りの主張がやや強めなので、6畳以下のワンルームだと拡散しすぎることも。
こんな人におすすめ:
- 8畳以上のリビングをメインに使いたい
- 補充を頻繁にしたくない(半年に1回でOK)
- 香りを楽しみたいけどコスパも欲しい
ドットールヴラニエス(Dr. Vranjes):「香りに投資したい人」の頂点
ドットールヴラニエスはイタリア・フィレンツェの職人ブランド。リードディフューザーは高級ホテルやブランドショップの香りとして採用されていることも多く、500mlの大容量ボトルが5万円台という価格帯もあります。強みは、香りの完成度。トップ・ミドル・ラストの香り立ちが時間で変化するように設計されていて、ワインでいう「余韻」がある。「ロッソノービレ(高級赤)」「ミラノ」「ジンジャーライム」などの香りは、他ブランドで代替が効かない独自の世界観。弱みは、価格。250mlリフィルで約9,000円、1mlあたり36円。記念日に開けるボトルの位置づけで、日常のガブ飲み用には重すぎます。
こんな人におすすめ:
- 玄関・リビングの第一印象に投資したい
- 香りの完成度で妥協したくない
- 出張・接客・撮影が多く、家の空気を「作品」にしたい
性格タイプ別、詰め替えの選び方
Big Five(ビッグファイブ)の性格特性を軸に、4ブランドをタイプ別に振り分けます。「なんとなく自分はこう」で選んで大丈夫です。
外向型・エネルギッシュな人:メルシーユーのシトラス系(480ml)
朝から気分を上げたい人、家の空気に活力が欲しい人向け。メルシーユーの480mlリフィルでシトラス・グリーン系(たとえばレモングラス、フィグ、シトラススパイス)を選ぶと、リビング全体を明るい空気で満たせます。半年もつので、詰め替えのストレスも少ない。
内向型・落ち着き重視の人:無印のウッディ系リフィル
刺激が少ない香りで集中して読書や仕事をしたい人には、無印良品のウッディ系フレグランスオイルが向いています。香りが控えめで、部屋の空気に溶ける感じ。詰め替えは同じ香りをリピートするパターンで安定運用しやすい。
神経症傾向が高め・眠りが浅い人:ラボンのラベンダー系
不安を抱えがちで眠りが浅いなら、ラボンの**リラクシング系(ラベンダー・カモミール)**の詰め替えを寝室に。柔軟剤とラインをそろえると、シーツ・部屋・空気の3層で香りが重なって落ち着きます。
開放性が高い・冒険好きな人:ドットールヴラニエスの季節替え
新しい体験が好きで、香りにストーリーを求める人へ。ドットールヴラニエスは季節ごとに違う香りを試すのに向いています。夏はジンジャーライム、秋はミラノ、冬はロッソノービレ、と季節で切り替える運用。値段は張りますが、香りが「今日の気分」に効くようになります。
誠実性が高い・コスパ重視の人:メルシーユー960mlの1本運用
計画的にお金を使いたい、家全体を1本でまとめたい。そんな人にはメルシーユー960mlを1本、リビングの中央に置いておく運用が最安。年1回の詰め替えで済み、家中のどこにいても同じ香りが薄く漂う。
「本体は○○、詰め替えは△△」のブランド跨ぎ運用
ここからは応用編です。
瓶とスティックはブランドAを使い、詰め替え液だけブランドBを入れるというワザ。同じような粘度・比重のオイルなら、実質可能です。ただし注意点があります。
- オイルの粘度が違うとスティックの吸い上げ速度がずれる → 香りが強すぎ or 弱すぎになる
- 香りの系統が違うと、前の残り香と混ざって想定外の香りになる
- メーカーは保証しないので、故障や液漏れがあっても自己責任
これを踏まえたうえで、実際にやってる人が多い組み合わせを紹介します。
パターン1: 無印の瓶にメルシーユーの液を入れる
無印の200ml瓶(シンプルなガラス)に、メルシーユーの液を移す運用。無印の瓶はデザインが控えめなので、どんな香りとも相性がよく、香りだけメルシーユーの安さと系統の多さを取れる。液を入れる前に瓶をよく洗うのを忘れずに。
パターン2: ドットールヴラニエスの瓶に無印の液を入れる
これは「香りは日常用でOKだけど、瓶のデザインは残したい」派向け。ドットールヴラニエスの瓶(球形やロゴ入り)はデザイン性が高く、リビングのインテリアとしてそのまま置いておきたい。中身は無印の詰め替えで日常的に運用、月1回だけドットールヴラニエスの本来のオイルを追加する。そんなハイブリッド運用もあり。
パターン3: 大容量メルシーユーを、小さめの瓶3本に分ける
960mlのメルシーユーリフィルを買って、無印の200ml瓶3本に分ける。玄関・リビング・寝室に同じ香りを配置できる。家全体を同じ香りで統一するやり方で、来客時に「玄関から寝室までブレない香り」の印象を作れます。
詰め替えの失敗しない手順
詰め替え自体は簡単ですが、やり方を間違えると香りが飛ぶ・液が漏れる・スティックが詰まる、といったトラブルが起きます。手順を1回だけ整理しておきます。
Step 1: 前の液を捨てる(混ぜない)
古いオイルは酸化が進んでいる可能性があるので、残りが少しでもあれば捨てるのが原則。ペーパータオルで受けて吸わせて、燃えるゴミへ(自治体のルールに従ってください)。前のオイルが少し残っていても「もったいない」と思って足すと、香りが混ざって想定外になります。
同じ香りをリピートしている場合を除いて、混ぜないルールで。
Step 2: 瓶を軽く洗う
中性洗剤を薄めた水でさっとすすぎ、しっかり乾かします。中に水滴が残ったまま新しいオイルを入れると、オイルが濁って香り立ちが弱くなるので、逆さに立てて完全乾燥させるか、ペーパータオルで内側を拭くと確実。
Step 3: スティックも交換する
これが一番忘れられがちです。前のスティックを使い続けると、繊維に古いオイルが詰まっていて新しいオイルが上がってこない。リフィル交換のタイミングで、スティックも新品にするのがベスト。スティックは各ブランドで別売りしていますし、汎用のラタンスティックでもOK(直径3mm前後、長さ25cm前後が標準)。3〜6ヶ月に1回の全交換ペースで運用してください。
Step 4: 新しいリフィルを入れる
新しいオイルを瓶に注ぎ、スティックを差します。最初の1〜2日はスティックの上下を1回だけ反転させると、繊維全体にオイルが染みて香りが立ち上がりやすくなります。以降は特に触らなくて大丈夫。
Step 5: 記録する
これは私の失敗から学んだんですが、詰め替えた日を瓶の底にマスキングテープでメモしておくと、次の交換タイミングを忘れません。「2026-07-24」のような日付を1行書くだけ。
半年後の自分に感謝されます。
内部リンク:関連する記事
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- 部屋の広さ別の容量目安は → リードディフューザーの容量、6畳・8畳・12畳・20畳で正解が違う理由
- ブランドそのものの比較(SHIRO・John’s Blend・mercyu)は → ルームフレグランスのブランド、結局どれがいい?
- 賃貸で火気厳禁の場合の運用は → 賃貸のルームフレグランス選び:火気厳禁でも楽しむ電気・無火・スプレーの3パターン比較
迷ったらこれ:1年目の詰め替え運用プラン
最後に、「詰め替え初心者はまずこれで始めれば失敗しない」プランを1つだけ。
- 本体(初期投資): 無印良品のリードディフューザー本体(200ml、約4,000円)を玄関に1本、リビングに1本
- 詰め替え(半年ごと): メルシーユー480mlリフィルを、季節に合わせて年2回(合計約6,600円)
- スティック交換: 3ヶ月に1回、無印の交換用スティックを追加
これで初期費用は約12,000円、以降の年間ランニングは約7,000円。ドットールヴラニエス1本より安く、家中の香りが安定します。
「詰め替えって面倒くさそう」と思っていた過去の私に、この記事を渡してあげたい。
ガラス瓶を捨て続ける必要はなかったんだよ、と。
香りを続けやすい環境を作るのが、いちばん長く続く楽しみ方だと思っています。今日買った本体は、詰め替えを何本か通して、5年後も同じ棚に置いてあるはずです。
よくある質問
- リードディフューザーの詰め替えは、本体と同じブランドじゃないと使えませんか?
- 基本は同じブランドの詰め替え(リフィル)を使うのが安全です。オイルの粘度や成分バランスがスティックの吸い上げ速度に合わせて調整されているため、他社の液体を入れると香りが上がらなかったり、逆に短期間で枯れることがあります。ただし『本体はA、詰め替えはB』のように瓶を再利用する使い方は、香りの相性さえ合えば実質可能。詳しくは本文で解説します。
- リフィルに交換するタイミングでスティックも変えるべきですか?
- はい、スティックは3ヶ月〜半年に1回全交換が目安です。詰め替えのタイミング(2〜6ヶ月に1回)で新しいスティックにするとリズムがそろいます。同じスティックを使い続けると、オイルが繊維に詰まって吸い上げ速度が落ち、『中身は残っているのに香らない』状態になります。
- 無印良品・ラボン・メルシーユー・ドットールヴラニエスの中で、コスパが一番よいのはどれですか?
- 1mlあたりの単価で比較すると、メルシーユーの480mlリフィルが最安レンジ(約6.9円/ml前後)、次にラボンと無印良品(いずれも約11円/ml前後)、最後にドットールヴラニエス(約36円/ml)の順。ただし『長持ち』を含めると、大容量のメルシーユー(5〜6ヶ月)とドットールヴラニエス(2〜3ヶ月×高価格)は運用コストの計算軸が違います。本文の比較表で年間コストまで整理しています。
- 詰め替えるときに、前のオイルが少し残っていたら混ぜてもいいですか?
- 混ぜるのはやめておいたほうが無難です。前のオイルと新しいオイルで香りの系統が違うと、想定外の匂いになることがあります。同じ香り(たとえば『ホワイトムスク』を継続)なら混ざっても問題ない場合が多いですが、それでも古いオイルは酸化が進んでいる可能性があるため、瓶を軽くすすいで新しいリフィルだけを入れるほうが香り立ちが安定します。
- 詰め替えでもキャンドルより安く済みますか?
- はい、詰め替えを使うと年間コストはキャンドルよりかなり安くなります。たとえばメルシーユー480mlリフィル(5〜6ヶ月持続)を年2回買うと、年間コストは6,000円〜8,000円台。同じ空間をキャンドルでカバーしようとすると1本60〜80時間で使い切ることを考えれば、月換算で明らかにリードディフューザーの詰め替えのほうがコスパは上です。
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