妊婦のアロマ|AEAJが分けている2つの方法
妊娠中のアロマで検索すると、使っていい精油と避ける精油のリストが並びます。
でも、日本アロマ環境協会(AEAJ)が分けているのは精油の種類ではありません。 分けているのは方法です。芳香浴法か、それ以外か。


AEAJが分けているのは「方法」
アロマテラピーの楽しみ方のページで、芳香浴法は「精油を拡散して香りを楽しむことで、心と身体のバランスを整える方法」と定義されています。ティッシュやハンカチに1〜2滴垂らして枕元に置く、アロマポットやディフューザーを使う、といった形です。
同じページに並ぶそれ以外の方法は、沐浴法(入浴時に精油を混ぜる)、吸入法(蒸気を吸い込む)、フェイシャルスチーム、湿布法、トリートメント法(希釈した精油を塗る)。
精油が肌や湯に触れるかどうかで、線が引かれています。
妊娠中について書かれていること
安全に楽しむためにのページには、こうあります。
AEAJが紹介する方法でアロマテラピーを実践して、妊婦に重大な事故が生じたことは、現在までに報告されていませんが、妊娠時は体調に考慮し、芳香浴法以外のアロマテラピーを楽しむ場合は十分注意してください。アロマテラピートリートメントを受ける場合は、医師や経験を積んだ専門家に相談しましょう。
よくあるご質問にはさらに、「芳香浴でも、違和感や不快感がある場合にはすぐに中止してください」と書かれています。

同じページに、子どもと高齢者についての記載もあります。3歳未満の乳児・幼児には芳香浴法以外は行わない。 3歳以上12歳以下でも大人の使用量の10分の1程度から始め、多くても2分の1まで。高齢者や既往歴のある方は、いずれの方法でも基準の半分以下の量から試す。
授乳中は「科学的データを持っていない」
AEAJとして、授乳中のアロマテラピーに関する科学的データは持っていないのが現状です。 授乳中の方が芳香浴法以外のアロマテラピーを実施される場合には、必ず担当医にご相談の上、自己責任で行ってください。少しでもご不安がある場合には、避けていただくことをおすすめいたします。
推奨も禁止も、精油の名前では示されていません。
「妊婦にも使いやすい精油ベスト5」を取り下げました

2026年8月に、この記事から2つのリストを削除しました。
ひとつは「妊婦にも使いやすい精油ベスト5」。真正ラベンダーを筆頭に5本を挙げていましたが、AEAJは使ってよい精油の名前を挙げていません。 国内の一次情報が名前で線を引いていない以上、この記事が名前で線を引く根拠がありませんでした。
もうひとつは時期別(初期・中期・後期・授乳期)の使い分けです。その区分を示している一次情報を見つけられませんでした。
避けたい精油のリストも、出どころを特定できなかったため外しています。確かなのは、AEAJが方法で線を引いているという一点です。
部屋の香りは、どちら側か
拡散して香りを楽しむものは芳香浴法です。 リードディフューザー、電気式ディフューザー、アロマストーン、ルームスプレー。いずれも精油が肌や湯に触れません。
AEAJが「十分注意」としているのは、沐浴法・トリートメント法など芳香浴法以外のほうです。
そのうえで、芳香浴でも違和感があればすぐ中止する、と書かれています。妊娠中は匂いの感じ方が変わることがあるので、判断の基準を自分の体調に置いてください。
判断は主治医です。この記事はAEAJが公開している内容の要約であって、医療上の助言ではありません。
火を使わない選択肢は賃貸でお香は禁止?、ペットのいる家は猫と犬に安全なルームフレグランスに分けてあります。
出典
すべて公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)の公式サイトです(2026-08-31 閲覧)。
- 安全に楽しむために — 妊娠中・子ども・高齢者・皮膚の弱い方についての注意
- よくあるご質問|アロマテラピーに関するQ&A — 妊娠中の注意点、授乳中について科学的データを持っていない旨
- アロマテラピーの楽しみ方 — 芳香浴法の定義と、沐浴法・吸入法・フェイシャルスチーム・湿布法・トリートメント法
妊娠中・授乳中の判断は主治医に相談してください。
よくある質問
- 妊娠中に使っていい精油はどれですか?
- AEAJは精油の名前を挙げていません。分けているのは芳香浴法かそれ以外かという方法です。
- 部屋で香らせるのはどちらに入りますか?
- 拡散して香りを楽しむ方法なので芳香浴法です。ただし違和感があればすぐ中止するよう案内されています。
- 授乳中はどうですか?
- AEAJは授乳中について科学的データを持っていないと明記しています。不安があれば避けることを勧めています。
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